有楽町のガード下に、知る人ぞ知る行列店があります。
「さわら」という魚料理店です。
場所は有楽町駅の日比谷側すぐ、電気ビルの向かいくらいにあります。
ガード下に連なるお店の角にあるので、比較的見つけやすいです。
銀ムツ煮がとても美味しかったとの信頼できる友人の評価を聞いて、ずっと気になっていたお店にやっと行くことができました。
お店のランチメニューは次のとおりです。
注文と行列を効率よくさばくために、お店に入る前に先に注文だけ済ませるしくみになっています。
「3番目、銀ムツ煮セットください」
など、自分が列に並んだ時の順番と、メニューをお店の中に声をかけてお知らせしてから列に並びます。
お店は7席ほどのカウンター席のみで、店員さんが2人テキパキと中で動いています。
お店からお客さんが1人出てくるたびに、列から1人ずつ抜けた席に座っていくようになっています。複数人で行っても1人ずつになる可能性がとても高いのですが、並んでいる方はそんなことは十分承知だよと言わんばかりにバラバラにお店に入って行きます。
順番が来て、お店に入ると、すでに注文していたおかげで料理は割とすぐに目の前に運ばれてきます。席の位置によっては隣のお客さんに協力していただいてお膳を運びます。
さてさて、ついに待望の刺身盛と銀ムツ煮のセットが運ばれてきました。
刺身盛と銀ムツ煮のセット 1,200円(税込)
見た感じは定番の定食といった雰囲気です。煮魚が大きくてうれしいです。
そして、評判どおり魚がとてもおいしい!
銀ムツは脂がのってふんわりトロトロととろけます。煮汁も甘すぎずしょう油辛くなく絶妙でした。そして、マグロの赤身。きれいな色の赤身でねっとりとして、ほかのお刺身も1枚1枚がとてもおいしいです。
外で並ぶ方がお店の中にかける注文の声が断続的に続き、あまりゆっくりと席を占拠できないところが玉にキズかもしれませんが、美味しいお刺身と煮魚の満足感がとても高いです。
行列はできますが、回転が早く、並んでいる方もリピーターの方が多いようで、サッと食べてサッと出るのが暗黙のマナーのようなところがあるので、近隣の方ならお昼休みの1時間以内に楽しめると思われます。
並んでいる方は30~40代のスーツ姿の男性が圧倒的に多かったですが、評判を聞きつけてか有楽町・日比谷の用事にプラスして立ち寄ったような雰囲気の2,3人の小グループの女性もちらほら見受けられました。
12時になると10人前後の行列ができ始めるようなのですが、それまでの間は比較的列の人数も少なく、待ち時間短く入店できました。
【後日談】
初めて訪れて数日後、ほかのメニューも気になってまた行列に加わってしまいました。
まぐろの刺身とうなぎのセット 1,200円(税込)
こちらもとても美味しかったです。
テレビでもたまに取り上げられるお店とのことなので、放映されると行列が長くなってしまうかもしれませんが、魚料理を堪能したい際にはおすすめできるお店です。
(aik)